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小林一彦氏作品集 Part2 Vol.01~10

(01)向日神社 石舞台

 狂言は室町時代に鎮守の森の祭 りで生まれた。
 当時の狂言は、酒を飲み野次を飛ばす観客にアドリブで返す演者といった「つ くり上げる」芸能だったが、江戸時代大名 のお抱え芸になり固定され古典芸能になった。
 向日明神 火狂言は、 生まれた当時の 狂言を復活させ町おこしをしようと始めら れた。
 狂言のほか室町時代に流行った獅子 舞や田楽もあり、茶席もある昔の祭りを再現した。
 キャッチフレーズは「酒に酔い、 森に酔い、芸に酔う、酔って笑う、これぞ狂言」。
  地元の上田昌弘氏が代表者だった 「鎮守の森の会」が向日神社の鎮守の森(約3万 m) を整備して石舞台を造った。
 「これぞ狂言」の舞台である。
 舞台照明は籌火である。
 カッポ酒を酌み交わし狂言を見る。
 周囲は椎や樫の常緑樹の鬱蒼とした文字通り「鎮守の森」。
 スケッチの石舞台での 「向日明神 火狂言」は「鎮守の森の会」が中心になって実行委委員会をつくり開催された。
 「酔 って笑うこれぞ狂言」のキッチフレーズの ように中世の狂言の復活を鎮守の森で復活 したいという発案者でプロデューサーでもある上田昌弘氏の思いに賛同して、地元の多くの人が参加し実現したものである。
 この狂言公演は2006年から茂山千之丞一座によって向日神社の石舞台で開催され数年前まで続けられたが、茂山千之丞が亡くなられたことなど諸事情によって中止になった。
 野外で公演することは、雨天の時の公演場所の確保、観客席の設営、周囲の幕張、籌火の準備等一夜限りとはいえその準備は大掛かりである。
 実行委員を始め、賛同する市民、 時には社叢学会を通じて東京や伊勢から大学の先生と学生が公演の準備 作業の手伝いを兼ねて向日市まで駆けつけて協力していただいたこともある。
 スケッチの石舞台は椎や樫の常緑樹の森 の中にあるが、舞台の回りはモミジやケヤキの落葉樹に囲まれている。
 モミジの薄い 葉は光をよく透し、舞台を森の暗闇の中に浮かび上がらしている。
 「 火狂言」の公演は緑一色の初夏であったか、秋、 火で照 らされた紅や黄色のモミジの彩りの下での狂言も見てみたい風景である。



(02)山口家住宅


(03)イノダコーヒ本店


(04)分銅屋


(05)高桐院


(06)ケルムズコットマナー(ウイリアム・モリスの家)


(07)コッツウォルズの柳


(08)寿岳邸


(09)向日神社参道


(10)都城市民会館


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