補修・補強
                    
 
                    
                    ■適切な調査・診断・計画・施工の重要性
                    
 建物の調査では、現状の劣化や損傷の程度を把握することが大切ですが、調査の結果から評価・診断を行い適切な補修計画を立案する事が重要です。 
                     補修・改修工事で安全性・耐久性を確保する為には、
                    ●調査結果に基づく診断が正しく行われなければ、その後の計画も施工も不適切なものとなります。
          ●補修・改修工事は新築工事の単なる応用ではなく、蓄積された経験がものを言う、新築工事とは異なった建築工事です。
          ●築年度の古い建物では耐震診断・耐震補強が欠かせません。 
                    
                    
                    
●これからの住宅や建造物の安全は、維持保全により建物の劣化を防ぐだけでなく、自然災害に耐える強度を確保し維持することが大切です。
          
          石山テクノ建設株式会社一級建築士事務所は、擁壁・地盤・基礎・建物と住宅を取り巻く環境整備を、調査・診断・設計・施工と一貫した体制でご対応します。
                    
          石山テクノ建設株式会社は「人の命を守る建物づくり」を追及し、「構造物の医者」として皆様のくらしの安全と安心を、補修・補強・耐震補強技術でサポートします。
          
                    
コンクリート構造物の補修・補強
                    
          『鉄筋コンクリート』は、鉄筋が引っ張られる力(引張力)に対応し、コンクリートが押される力(圧縮力)に対応して機能を発揮・維持しています。
          
          
          
ひび割れ補修
          
          ひび割れはコンクリートの乾燥など様々な要因で発生します。
          
                     ひび割れ箇所の多くで鉄筋とコンクリートに剥離が生じており、腐食はこの部分を通してひび割れ箇所の左右端に拡大し、その錆の膨張圧により剥離が拡大し、腐食がさらに進行するという悪循環に陥ることになります。
                    
                    
 
          外壁の曝裂
          
          鉄筋の錆による膨張で、コンクリート表面が剥がれて押し出され、やがて剥落を生じます。
          
          

          外壁の爆裂部撤去後状況
           被り厚が有っても経年で鉄筋の錆が進行し、深い曝裂に至っている場合が有り、コンクリート外壁のひび割れ調査時で打診点検は欠かせません。
          
          

          庇軒裏の鉄筋露出
          
                    

          住宅基礎の鉄筋露出
          
           床下の基礎は普段目にすることは有りませんが、基礎の強度低下が大きく生じている場合が有ります。
          基礎は、
台風や地震に耐える為に建物にとって、とても重要です。
                    
           ひび割れ発生による機能の低下を防ぎ、コンクリート構造物を「ひび割れが発生しなかった場合とほぼ同じ状態」にすることが「
ひび割れ補修」です。
                    
           補修を必要とするひび割れ幅は、耐久性、防水性から見た場合0.3㎜以上で、鉄筋の防錆を考慮した場合は0.2㎜程度です。水密性から見た場合は0.05㎜~0.15㎜と言われています。
          
          
                     鉄筋に対し「有害幅」とされる0.2㎜程度以上のひび割れについてはエポキシ樹脂を注入し、錆の発生・進行の防止措置を講じる必要があります。
                    
                    
          
          
          
          
          ひび割れ幅とエポキシ樹脂の注入状況
          0.02mm幅まで注入しています。
          
           エポキシ樹脂を充填することにより、鉄筋とコンクリートの剥離部分の付着力を回復し、強度の回復や、腐食に有害な物質の侵入を防止することが出来ます。
          
                    
          【各所ひび割れのエポキシ樹脂低圧注入状況】
                    
                    

                    住宅基礎の注入状況
                    
                    

                    コンクリート外壁の注入状況
                    
                    

                    タイル外壁の注入状況
                    
                    

          コンクリート擁壁の注入状況
          
          
          エポキシ樹脂低圧注入以外の補修方法はこちらでまとめています。
          
コンクリート構造物のひび割れとその補修
          
          
          炭素繊維を用いた補強工法
          
                    
                    
                    炭素繊維による補強で、不足する鉄筋量を補い、せん断耐力、曲げ耐力、疲労寿命を向上させます。 
                    
                     炭素繊維の特長は、軽くて強いことです。
                     比重が1.8前後と鉄の7.8に比べて約1/4、その上に強度および弾性率に優れ、引張強度を比重で割った比強度が鉄の約10倍、引張弾性率を比重で割った比弾性率が鉄の約7倍と優れています。
                     その上に疲労しない、錆びない、化学的・熱的に安定といった様々な特性を有し、厳しい条件下でも特性が長期的に安定した信頼性の高い材料となっています。
                    
          
                    【 炭素繊維シート(トレカクロス)によ補強事例 】
                    
                    

          柱
          
          

          梁
          
                    

          壁
          
          

          基礎
                    
                    
                    【 炭素繊維板(トレカラミネート)による補強事例 】
                    
                    

炭素繊維成形板のCFRP板を張り合わせることで補強作業の省力化が図れます。
                    
                    

          床
          
          

          天井
          
          
          
ポリエステル繊維を用いた補強工法
          
                    【 包帯補強(SRF工法)による補強事例 】
                    
                    

           SRF工法は、強くてしなやかなポリエステル製のベルト状補強材をポリウレタン製の接着剤で貼り付ける工法です。 
           SRF工法が、 想定を超える地震を繰り返し受けても、柱が潰れることを防止し、建物の倒壊を防ぎます。
           SRF工法に関しましては、構造品質保証研究所の「
SRF工法とは」をご参照ください。
          
          
          
          
木構造の補修・補強
                    
          木造家屋の老朽化に、接着材を用いた「木と接着材」の補修・ 補強技術をご紹介します
          
          
「木材と接着材」で古都の保存を
          VOL.1 木質柱のひび割れ補修工法と補修材料について
          VOL.2 新島襄旧邸の「炭素繊維」による木造床の構造補強
          
          
                    【木部でのエポキシ樹脂注入事例】
                    
                    

          梁
                    
          【 炭素繊維シート(トレカクロス)によ補強事例 】
          
          

          梁
          
                    

          筋交い
                    
          
          【 炭素繊維板(トレカラミネート)による補強事例 】
          
          

          梁
          
                    

          梁・根太
                    
          
          【プレパックド工法による断面修復、グルーボルト工法による接合部補強】
          
          建物周囲の外皮柱と梁の接合部で腐朽が進行した木構造の補修・補強工事例
          
          
          M様邸外皮柱・片持ち梁接合部補強他工事
          
          
          当社では、住宅・神社仏閣の木構造へのエポキシ樹脂による補修補強技術を積み重ねています。
          
          
          
          
          
                    
各種構造物の調査・診断・補修・補強に関するご質問、ご相談は、弊社へお気軽にお問い合わせください。
                    
                    
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